肩こりや腰痛の際にマッサージを受け、その後、余計に痛くなった経験はありませんか?それは「揉み返し」という現象です。

本来、マッサージは硬くなった筋肉を軟らかくほぐすものです。ただし強すぎるマッサージ刺激は筋繊維を痛め炎症をおこすことがあります。体がつらいので楽になりたいと思いマッサージ施術を受けても、返って具合が悪くなってしまっては元も子もありませんね。

では、どのくらいの刺激がちょうど良いのでしょうか?患者さんはやせ型の方・太った方・筋肉質の方さまざまです。刺激量は人それぞれ違うので一概には言えません。ですが、どんな方にも最も適した刺激量・刺激法を行い、苦痛を緩和してさしあげるのがプロの技というものです。

ちなみに当院では安心してマッサージ治療を受けて頂くために、初めて受療をされる方には「マッサージの強さは気持ち良い・痛(いた)気持ち良いくらいがちょうどです。きついマッサージを我慢して受けても返って体は緊張し筋肉は柔らかくなりません。強すぎる時はがまんせずに教えてください」と説明しています。