自律神経失調症により頭痛で悩んでいる人の画像です。

・体調が悪く病院に行ったけれどはっきりとした原因が分からない。

・医師に相談しても「ストレスのせいでしょう。」と具体な対処法を示してもらえない。

・内科や精神科などから薬をもらって飲んでいるが一向に改善しない。

このようなことで「自律神経が悪いのかも?」とインターネットを調べ、このサイトにたどり着いたことと思います。

ここまでたどり着いたのなら、元気を取り戻せる日はそう遠くありません。

このページでは自律神経の仕組みや乱れた自律神経を整える方法が解説してあります。

最後まで読んでみてください。きっとお役に立てると思います。

自律神経の仕組みについて

自律神経には2種類の神経があり、交感神経と副交感神経といいます。

交感神経は運動時や活動時に優位になります。
副交感神経は休息時に優位になります。

体はこの2つの神経が上手にバランスをとって健康を保っています。

交感神経の働きと副交感神経の働きを表す絵です。

自律神経失調症の主な症状

内科領域の不調
✅頭痛
✅吐き気
✅息苦しさ
✅めまい(ふわふわする)
✅のぼせ・冷え
✅疲れがとれない

精神科領域の不調
✅うつ傾向
✅不眠
✅イライラや不安感

整形外科領域の不調
✅肩こり
✅慢性腰痛
✅手足の痺れ

どれか一つではなく複数の不調があるのも特徴です。

自律神経失調症の原因と改善方法

自律神経失調症の原因

本来は1日を通して交感神経が優位な活動時間と副交感神経が優位な休息時間をうまくつり合いをとり生活しています。

ただ、現代人の多くは忙しい生活環境、職場や家庭内での過度な精神緊張などさまざまなストレスにさらされています。

そういった状況では交感神経が優位になりがちです。
自律神経の天秤は交感神経過剰優位(イラスト:交感神経が傾きっぱなし)になっています。

交感神経と副交感神経のバランスを表す図です。自律神経失調症の人は交感神経優位になっていることを表しています。つまりリラックスができずに交感神経が過緊張状態にあること、これが多くの方の不調の原因です。

自律神経失調症の改善方法

では自律神経を整える方法をご紹介していきます。

適度な運動

週に2~3回、軽い有酸素運動(ジョギング・速歩・エアロバイク・etc)をおこないましょう。
運動強度(体にかける負担)はじんわり汗が出て呼吸が「ハッ・ハッ!」と少し荒くなるくらい。
時間は連続30分以上1時間未満が適切です。(初心者の方は20分からはじめてください)

運動している間、一時的に交感神経は優位になります。
そして運動終了後、自然に交感神経が静まり、体は副交感神経が高まるリラックスモードとなります。

※単調な運動が苦手な方は動画サイトを見ながら室内で行う有酸素運動も効果的です。
「有酸素運動・初心者」で検索すると初めての方でもなじみやすいものがヒットします。

穏やかな呼吸

自律神経が乱れている方はみなさん浅い呼吸になっています。

静かにゆっくりと息を吐きましょう。
大きく息を吸う必要はありません。
大切なのは吐く時です。
10秒くらいで吐き終えるのが目安です。
ゆっくり5呼吸を1セットとします。
1日に3・4回おこなってください。

よく「深呼吸をしてリラックスしよう。」という言葉を聞きますが、実は最近の研究結果で吐く時に副交感神経が高まりやすく体をリラックスモードに導きやすいことが分かってきました。

経験的に行っていたことも実は科学的根拠があったのです。

ゆったりとした温浴

40℃前後(肌が熱くてヒリヒリしない温度)のお湯に8~10分くらいつかります。

汗がじんわりでるくらいがベストです。それを入浴の最初と最後におこないます。

心地よい入浴は交感神経の緊張を解いてくれます。
続いて入浴30分~1時間後くらいに副交感神経が高まってきます。

お風呂に入った後、眠くなるのはこうした自律神経のはたらきのためです。このタイミングで眠るととても疲労が回復します。

夏場、クーラー病※の方にシャワー浴のみの生活をしている方が多くみられます。
夏場でも週に2・3回は湯舟につかるようにしてください。
※クーラー病…手足の冷え・だるさ・クーラーの風に当たることでの肩こり腰痛の増悪

サウナと水風呂の交代浴

サウナ(6~10分)→水風呂(1~2分)→小休憩(3~5分)を2回おこないます。
3クール目の休憩は外気浴をします。
イスなどに腰かけ心ゆくまでリラックスをします。

熱い環境と冷たい環境の両極端の刺激から解放され、脳の血流がよくなり、なんとも言えない心地よい感覚がおとずれます。

いわゆる「サウナで整(ととの)う」瞬間です。

温熱刺激と寒冷刺激により一時的に普段より交感神経が高まります。

のちの外気浴で涼むことで交感神経は静まり、普段より高まったぶんだけ副交感神経もいつもより活発化します。

「サウナで整う」は自律神経の絶妙なバランス機能によりおこります。

最初は週に2回程度、効果を感じ安定してきら2週間に1回と定期的に行うのが理想です。

参考図書 『医者が教えるサウナの教科書』

心を整える→マインドフルネス瞑想

心のあり方も自律神経に影響します。
日々のイライラしたり不安な気持ちは脳をわずかに興奮状態とさせます。

この状態は慢性的な交感神経優位を作ります。

ものの考え方に根ざした脳の興奮状態は一瞬で解決することはできません。

ですが、近年注目されているマインドフルネス瞑想をすることにより思考でいっぱいになっている脳を鎮めることが可能です。

イライラや不安な気持ちが静まってくると交感神経の過緊張も解けてきます。

参考書籍 『脳疲労が消える最高の休息法』[CDブック]

自律神経をととのえる整体

首のこりの解消

自律神経を整えるための首コリの施術をしています。自律神経失調症の方はほぼ例外なく首から後頭部にかけての筋肉ががちがちに緊張しています。

押すと痛くしこりのように感じるほどの頚椎のゆがみがあります。

整体施術でこりとゆがみを解消することで解けない交感神経の過緊張も解け、リラックスを作る副交感神経が高まってきます。

骨盤や背骨のゆがみ解消

骨盤や背骨のゆがみが自律神経にも関係するという写真です。

骨盤や背骨のゆがみは脊髄からの自律神経の働きをさまたげ骨盤内や胸部の内臓の不調を引き起こします。

また、骨盤や背骨がゆがんでいると不自然に筋肉が緊張してきます。
これが揉んでも揉んでも治らないがんこなこりの正体です。

当整体院では無痛かつボキバキ強い力をかけることなく、あなたの体の状態を尊重した整体施術を行います。

ゆがみを解消することにより骨盤や背骨は本来ありたい位置に自然にもどってきます

その結果、自律神経の働きが正常化して、がんこなこりも解消されます。

筋膜のリリース(解放)

自律神経が乱れている方はほぼ例外なく姿勢が悪くなっています。
顎が上がり猫背になり骨盤が後傾位になる傾向があります。(前掲の画像)

全身の筋肉をつつんでいる「筋膜」と「筋肉本体」に癒着(すべりが悪くなっている状態)が起こり、不自然な緊張が発生しています。

良い姿勢を維持しようとしてもつらく、すぐに背中が丸くなってしまうのは筋膜癒着があるためです。
体の不自然な緊張は自律神経に悪影響をおよぼします。

当整体院でおこなっている筋膜リリースは癒着している筋膜をリリース(解放)し、なめらかに筋肉・関節を動けるようにします。

早く良くなりたい方へ

施術者 佐藤武則 の顔写真です。院長の佐藤武則です。長文を読んでいただきお疲れさまでした。

ここまでの内容を読んでご自分の体について理解し、納得できた改善方法を実践してみてください。

きっと良くなります。

かくいう私も鍼灸師の国家資格を取り働きはじめた20代に自律神経失調症(原因不明の吐き気と不安感・不眠・肩こり)の経験があります。

仕事に行くのも本当にきつかったのを覚えています。

薬を飲んでも改善せず、いくつかの病院も渡り歩きました。

結果、たどり着いたのが前述の自律神経を整える改善法(当時はまだ瞑想などはありませんでした)と信頼できる整体の先生の施術でした。

その時の体験で分かったことは

・自分の生活習慣(日々の過ごし方)やものの考え方が自分を苦しめているストレスとなっていること

・根治するには生活習慣やものの考え方を自分にとって無理のないものに変えていくこと

・本当につらい時は人の助けを借りてもよいということ

でした。

ここまでの事をご理解いただけたのであれば、もう大丈夫です。
後は実践してみるだけです。

ただし、症状がとてもおつらかったり、何から手をつけてよいか分からない時は当院におこしください。

整体施術とカウンセリングで、あなたが本当に元気を取り戻せるよう自律神経に造詣が深い院長が全力でサポートをいたします。

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