接骨院で患者さんからこのような質問を受けます。今回は「冷やす」「温める」の判断のお話です。

まず、冷やす症状は急性症状で腫れて熱感がある時、痛みの種類は鋭い痛みの時です。次に温める症状は慢性症状で疲労や寒さで痛みが増す時、痛みの種類は鈍痛や重苦しい感じの痛みの時です。

事例を挙げますと、打ち身・捻挫・膝関節水腫など腫れて熱を持っているものは冷やしましょう。肩こり・筋緊張型頭痛・慢性腰痛など筋肉がこわばって痛んでいるものは温めましょう。

冷やすという事は患部の血管を収縮させますので炎症を抑えてくれます。次に温めるという事は血液の循環を良くしますので筋肉の緊張を解きほぐしてくれます。

家庭での応急処置や労働で病んだ体のケアをする事は医療機関受診前・受診後にとても大切な事です。出来る事から実践してみてください。